倹約遺伝子の検査と種類 – 糖質制限ダイエットで痩せない方へ

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肥満に関係している遺伝子があることが分かってから、およそ50ほどの肥満遺伝子の仕組みが分かってきています。
さらに、調べている最中の遺伝子も含むと、さらに多くなるようです。
その肥満遺伝子の中でも、倹約遺伝子と呼ばれているタイプのものがあります。

倹約遺伝子とは

その名の通り、エネルギーを倹約する働きを持つ遺伝子です。
人類が誕生してから比較的最近まで、人は飢えと戦ってきました。
農耕民族を祖先に持つ日本人は、狩猟民族や放牧民族よりも飢えとの戦いが長かった、と考えられています。
そのために、日本人の先祖達は、少ない食事でも生き延びられるように、省エネタイプの遺伝子を獲得したようです。
それが倹約遺伝子です。
実際に、アメリカ人に比べて日本人は、この倹約遺伝子を持つ確率が高い、ということが遺伝子の解析で明らかにされています。

倹約遺伝子の働き

倹約遺伝子は、基礎代謝を下げる働きがあります。
基礎代謝とは、人が最低限の生命活動を維持するのに必要なエネルギーで、呼吸や体温の維持などで使われています。
寝ている間も使われるエネルギーなので、基礎代謝が高いということは、太りにくい、ということになります。
飢えの時代には、この基礎代謝を下げることができる遺伝子の変異を獲得できた人だけが生き延び、その遺伝子が受け継がれた、と考えられています。
現代社会は食事に困ることがないため、倹約遺伝子を持つ人にとっては、食べすぎの状態となり、結果として肥満になってしまうのです。

倹約遺伝子の種類

日本人に多くみられる倹約遺伝子は2種類あります。
β3アドレナリン受容体(β3AR)に変異がある場合、中性脂肪が分解されにくくなります。
そのため、基礎代謝が1日あたりおよそ200Kcalほど下がります。
この変異型を持つ日本人は、およそ3人に1人といわれています。
脱共役たんぱく質1受容体(UCP1)に異変がある場合、褐色細胞での脂肪の燃焼が悪くなります。
そのため、基礎代謝が1日あたりおよそ100 Kcalほど下がります。
この変異型を持つ日本人はおよそ4人に1人といわれています。

生活習慣も大切

日本人は遺伝的に太りやすいようですが、太る原因が遺伝子だけではないようです。
肥満の70%は生活習慣で、残りの30%が遺伝的要素でおきるともいわれています。
倹約遺伝子を持っていても、毎日の食事に気をつけたり、適度な運動を続ければ、肥満になりにくいのです。

肥満になる、ならないは、生活習慣も深く関わっているようです。
体を動かす機会を増やしたり、バランスの良い食事を摂るなど、生活習慣を見直してみてはどうでしょうか。

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