タイプ別 肥満遺伝子

タイプ別の肥満遺伝子を知ろう!

タイプの名前はそれぞれ体型の特徴が由来となっています。リンゴ型や洋梨型は、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。リンゴ型は全体的に丸いフォルムになりやすく、洋梨型は下半身に脂肪がつきやすい体質のことです。

バナナ型はあまり聞かないですが、4タイプの中で最も痩せにくい体質なんですよ。リンゴ型や洋梨型のように体型にメリハリが出にくく、ヒョロリとした体型のこと。スリムでいいなぁと思われがちなのですが筋肉量も少ないため太り始めるととっても痩せずらいのです。

最後のアダム・イヴ型は特殊なタイプで日本人には非常に少ないタイプ。生活習慣がそのまま体型に表れてしまうことが特徴だそうです。こんな風に4タイプに自分の体質を当てはめていけば確かに効率的なダイエット方法を見つけることができそうですよね。

肥満遺伝子検査のメリットは効果の出やすいダイエットができるようになるということなのです。

りんご型の肥満タイプ

ベータ3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)という肥満遺伝子の異常がある場合におきる肥満で、以下のような特徴があります。
内臓脂肪がつきやすく、おなか周りが太っていて、いわゆるりんごのような体系になりやすいそうです。
男性に多く、このタイプは糖質の代謝が悪いため、糖質で太りやすい、といわれています。
また、空腹が我慢できない人はこのタイプであることが多いようです。

洋ナシ型の肥満タイプ

脱共役たんぱく質1遺伝子(UPC1)の異常がある場合におきる肥満で、以下のような特徴があります。
下半身に脂肪がつきやすく、洋ナシのような体系になりやすいそうです。
女性に多く、脂質の代謝が悪いため、太りやすく、痩せにくい、といわれています。
また、ストレスで過食に走ったりする人が多いようです。

洋ナシ型の肥満タイプは太ると太ももやお尻に皮下脂肪がつきやすく、女性に多いといわれています。
脂っこい食事を好み、ストレスがたまると「やけ食い」をすることが多い人は、この洋ナシ型にあてはまることが多いようです。
1日あたりの基礎代謝が約100kcal少ないため、太りやすいとされています。

バナナ型の肥満タイプ

ベータ2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR)の異常がある場合、肥満ではなく、痩せる傾向があり、以下のような特徴があります。
筋肉がつきにくいため、バナナのような体系になりやすいそうです。
いくら食べても太らず、食事を抜いても平気な人が多い、といわれています。
男女の割合はほぼ同じで、太りにくいのですが、一度太ると痩せにくいため、肥満遺伝子のタイプに分類されています。

食べても太らないため、ひょろっとした体形で、食事を抜いても平気だったり、朝食をとらない人が多いようです。
食事もあっさりとしたものを好む傾向があります。
体に筋肉がつきにくいので、一度ついてしまった脂肪をうまく燃焼することが出来ない、という弱点があります。
つまり、太ってしまうと痩せにくいのです。
若い頃は痩せていても、30・40代を過ぎる頃から下腹部に脂肪がつきはじめ、太りはじめる傾向があるようです。
このために、一見肥満とは縁のなさそうなバナナ型も肥満遺伝子の1種として考えられているのです。

アダム・イヴ型の肥満タイプ

アダム・イヴ型は特殊なタイプで日本人には非常に少ないタイプ。生活習慣がそのまま体型に表れてしまうことが特徴。