肥満遺伝子と浪費遺伝子 – 体内に脂肪を溜めにくい身体とは

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肥満は遺伝的な影響があります。

それは肥満遺伝子と浪費遺伝子と呼ばれる遺伝子によって大きくタイプが変わってきます。

ここでは肥満遺伝子と浪費遺伝子について紹介していきます。

肥満遺伝子は別名倹約遺伝子

肥満遺伝子は別名倹約遺伝子と呼ばれています。

これは生活する上で脂肪などのエネルギーを消費しにくい性質があるためです。

その原因となる遺伝子は以下のようなものが挙げられます。

○PPARγ遺伝子
この遺伝子を持っていると脂肪細胞の肥大を起こしやすくなります。脂肪細胞が肥大化するとインスリン抵抗性を作り、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。日本人は特にこの遺伝子を持っている割合が高く、約96%はPPARγ遺伝子が存在すると言われています。

○β3アドレナリン受容体
β3アドレナリン受容体に異常があると、正常な人と比較して基礎代謝量が減少します。これにより、同じ行動を行っていてもエネルギーが蓄積しやすい傾向にあります。日本人においてはおよそ3人に1人がこのβ3アドレナリン受容体に異常があるとされています。

肥満の原因は少なからず遺伝による影響もあります。遺伝はこうしたエネルギーを蓄積しやすい体質を親から受け継ぐということです。

浪費遺伝子はエネルギーを蓄積しにくい

どんなに食べても太らない人が世の中にはいると思いますが、これは浪費遺伝子を持っていることが原因となります。

浪費遺伝子はその名の通りエネルギーをどんどん使用してしまう遺伝子で、体内に脂肪を溜めにくい身体を作ります。

飢餓をしのぐという意味においては浪費遺伝子よりも倹約遺伝子の方が優位に立ちますが、ダイエットにおいては浪費遺伝子の方が優位に立ちます。

日本人のほとんどは倹約遺伝子を持つ傾向にあるため、太りやすい体質にあるということになります。

浪費遺伝子の一つにミトコンドリア脱共役タンパク質(UPC)があります。

これがあるとどんどんエネルギーを消費するため、痩せやすく太りにくい体質が作られます。

遺伝的な影響がすべてではない

肥満は遺伝子による影響があると説明しましたが、遺伝子がすべてではありません。

一般的に遺伝的な影響と環境的な影響は「3:7」であるとされていて、実際は生活習慣などの影響の方が強くなります。

遺伝子は検査などによって簡単に調べられるため、自分の体質を知りたい場合は、遺伝子検査を行ってみると良いと思います。

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