洋ナシ型は要注意!肥満遺伝子の特徴のまとめ

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肥満遺伝子のタイプに、洋ナシ型というのがあります。
下半身に脂肪がつきやすく、洋ナシのような体形になりやすいことから、その名前が付きました。
肥満遺伝子の洋ナシ型とは、一体どんな特徴があるのでしょう。

洋ナシ型の肥満遺伝子について

脱共役たんぱく質1(UCP1)をつくる遺伝子に異常があるとおきる肥満のタイプです。
UCP1は褐色脂肪細胞と呼ばれる細胞にだけ存在するたんぱく質で、脂肪を燃焼させる役目を果たしています。
UCP1の遺伝子に異常があると、脂肪をうまく燃焼させることが出来ないため、結果として太りやすくなるのです。
日本人の4人に1人は、この遺伝子の異常を持っているといわれています。

洋ナシ型の特徴

太ると太ももやお尻に皮下脂肪がつきやすく、女性に多いといわれています。
脂っこい食事を好み、ストレスがたまると「やけ食い」をすることが多い人は、この洋ナシ型にあてはまることが多いようです。
1日あたりの基礎代謝が約100kcal少ないため、太りやすいとされています。

洋ナシ型の注意点

脂肪を上手に燃焼することが出来ないため、食事からの脂肪分のとりすぎには注意しましょう。
動物性の油よりは、植物性のもの、魚由来の油の方がよい、とされています。
肉類よりも魚を出来るだけ食べるようにする、肉類を食べるときは、鶏肉のささみやヒレ肉を選ぶと脂肪分が少ないのでお薦めです。
また、加工された肉類(ウインナーやベーコンなど)は、避けるようにするか、食べても少量にするようにしましょう。

筋肉を使って脂肪を燃焼させる

体内に脂肪がたまりやすいので、適度な運動も効果的です。
筋肉を動かすと脂肪が燃焼しやすくなるので、有酸素運動よりは筋肉トレーニングの方が洋ナシ型の肥満には有効とされています。
下半身に脂肪がつきやすいので、下半身の筋肉を使うスクワットが効果的です。
エレベーターを利用せず、階段にするなど、日頃の生活でも体を動かす工夫をしてみましょう。

肥満遺伝子があるから肥満になるわけではない

肥満遺伝子を持っているから、と諦めないでください。
肥満になる原因は、生活習慣も大きな割合を占めています。
食事に気をつけたり、運動もするなど、毎日コツコツ続けることが大切です。
脂肪を燃焼するには時間がかかりますが、続けることで効果は実感できます。

洋ナシ型の肥満の特徴がつかめれば、その対策もとりやすいでしょう。
このタイプの肥満遺伝子を持っている人は、過度の脂肪分のとりすぎには注意して、筋肉トレーニングなどの運動も日常生活に取り入れるようにしましょう。

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