妊娠中に赤ちゃんの肥満遺伝子は影響される

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生まれたばかりの赤ちゃん、ぷくぷくとしてかわいらしいものです。
赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる頃から、実は肥満になりやすくなったり、将来病気になりやすくなったり、などいろいろな影響を受けていることが分かってきました。

飢餓状態で生まれた赤ちゃん

オランダで第二次世界大戦後40年ぐらいから急に肥満が増えてきたことを受けて、イギリスの研究者が詳しく調べ始めたところ、あることが分かりました。
第二次世界大戦中、オランダはナチスの支配下にあり、食料配給が滞り、市民は飢餓状態でした。
その時代に妊娠した母親も、もちろん飢餓状態での出産でした。

その後、時代が変わり、食事にも困ることのない生活になると、戦後に生まれた人たちは、肥満に悩まされることになります。
研究の結果、飢餓状態にあった妊娠中の母親の胎児も同様に飢餓状態だったため、少ない栄養分で生きられるように、基礎代謝を下げる遺伝子の働きが強まったことが分かりました。
生まれた後も、ずっと食糧不足であったなら、問題はなかったでしょう。

しかし、戦争が終わり、豊かな生活をおくれるようになり、体が必要としている以上に食べることが出来るため、肥満が増えてしまったのです。

妊娠中の健康管理の大切さ

日本では、妊娠すると厳しく体重を管理されます。
確かに、妊娠中に太りすぎると、妊娠糖尿病や、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)のリスクが高くなることがあり、体重増加に気をつけることは大切です。
妊娠糖尿病になると、生まれた子供も将来糖尿病になる確率が上がるともいわれています。
さらに、産後のことも考えて、太らないように自ら気をつけている妊婦も多いようです。
妊娠中に太りすぎるのは赤ちゃんにとってもマイナスですが、過度に体重増加を抑えるのも赤ちゃんにとってはマイナスになるのです。
おなかの赤ちゃんが飢餓状態になってしまうほどのダイエットをすると、上にも書いたとおり、将来その子が肥満になる可能性を高めてしまいます。
過度なダイエットは避けて、必要な栄養分はしっかりと摂ることが大切です。
妊娠中の母親の健康状態が、おなかの赤ちゃんの将来にも影響するのです。

妊娠中は何かと注意することが多かったり、つわりで体調を崩したりと、大変なものです。
ですが、おなかの赤ちゃんの将来が健康であるためにも、妊娠中の健康管理は大切です。
主治医ときちんと相談して、バランスの取れた食事を摂るようにしましょう。

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