不妊治療で行う遺伝子検査 – 染色体とDNA

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不妊治療をする上で、染色体検査を勧められることがあります。
これも遺伝子検査の1つですが、不妊とどのような関係があるのでしょう。

不妊の原因

不妊の原因は男女で差があります。
女性側の不妊の原因は主に5つあります。

・子宮頚管からの粘液が少ないため、精子が子宮内に入りにくい。
・子宮の形が変形していたり、子宮筋腫などのために、受精卵が着床しにくい。
・クラミジア感染症などにより卵管がつまり、排卵されても卵子が子宮内に届かない。
・ホルモンバランスの異常や、子宮内膜症などで排卵がうまくできない。
・加齢などにより、質の良い卵子が少ない。

男性側の原因は主に2つあります。

・受精に必要な精子をうまく作り出せない(無精子症、乏精子症)。
・精子の数は十分でも、作られた精子をうまく排出できない(勃起障害など)。

不妊の原因がどこにあるのか、1つ1つ検証しても原因が不明な場合、染色体検査をすることがあります。

染色体とは

染色体とは、遺伝子の本体であるDNAが、ヒストンと呼ばれるたんぱく質に巻きついてできる構造のことです。
人には46の染色体があり、2つで1組になっています。
22対の常染色体と1対の性染色体があり、性染色体は女性ではXX、男性ではXYとなります。

染色体異常がおこす不妊

常染色体に異常があったり、性染色体に異常があると、不妊になることがあります。
男性の場合、Y染色体の一部に異常があると、無精子症になることが分かっています。
女性の場合、性染色体が1つ足りないと、外見は女性でも生理がこない、生理が来ても若いうちに閉経してしまうターナー症候群があります。
妊娠をしても何度も流産を繰り返すカップルに染色体検査をすると、およそ5.5%の割合で染色体異常が認められる、という報告があります。

不妊の原因が染色体の異常であることは、少ないようです。
染色体検査で、自分の、もしくは相手のルーツのような部分まで分かってしまうため、検査後の心理的なケアも大切とされています。
不妊治療で染色体検査をする場合は、主治医と、何より夫婦・カップル間でよく相談することが大切です。

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